9月入学国民会議事務局

9月入学に関する色々な見解をまとめていきます

自治体・首長の見解

全国知事会


4月29日(水) 新型コロナウイルス感染症対策に係る緊急提言 [公式]


この度、全都道府県を区域とする緊急事態措置の終期が5月6日に到来することを踏まえ、わが国の新型コロナウイルス対策を都道府県との協働により効果的に執行するとともに、経済社会における影響を極力抑えるために、政府におかれては今後の方針を早期にお示しいただき、以下の点について早急に対策を講じられるよう提言する。
(中略)
併せて、諸外国でおこなわれている9月入学制についても、就職の時期や行政・企業の会計年度なども含めて社会に幅広い影響を及ぼすことになるものであり、様々な見地から各界各層を交え検討を要する国家的重要課題であるが、一方、学校休校の長期化に対する不安を解消するとともに、子どもたちのグローバルな活躍にも資するものでもあり、政府におかれては国民的な骨太の議論を行うこと。
http://www.nga.gr.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/2/kinkyuteigen%2020200430.pdf
http://www.nga.gr.jp/data/activity/committee_pt/shingatakoronauirusukinkyutaisakukaigi/reiwa2nendo/1588144303918.html

 

都道府県知事

小池東京都知事

5月2日(土) 西村大臣会談 [報道]

「9月入学制度についても触れたが、学校制度だけにとどまらず、就職はどうなんだ、これはこういう時にしかできないじゃないか」

小池都知事と吉村府知事、「9月入学制度」など求める(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース

 

4月28日(火) [報道]


「以前から“新学年9月スタート論者”の1人だ。4月スタートで桜と一緒じゃないと雰囲気が出ないとか、会計年度の問題があるとか言うが、いま教育は世界の中での競争でもあるので、国際スタンダードに合わせていくことにもなる。これによる混乱は生じると思うが、一方で、いま混乱は生じている。こういう時にしか社会って変わらないんじゃないかとも思うし、その一つとして、ありではないか」
「明日の全国知事会(※管理人注 上の方で紹介している知事会のこと)でも、その件について皆さんのご意見が出されると思う」
「大きな流れ、新しい流れは、こういう時に出てくるのではないか。教育なので、全体を考えながらだが、知事会の中で議論されれば、賛成する立場だ」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200428-00010025-abema-soci

 

吉村大阪府知事

4月28日(火) [本人twitter]

世界の先進諸国はほぼ9月(8月)入学。今後、10年、20年先の日本の将来を考えた時、若者が世界で活躍しやすいように、日本も世界標準の9月入学にすべきだ。現在のコロナの休学に伴う学力格差を防ぐことにもなる。勿論、9月までの子供達の心のケアは当然担保する。明日の全国知事会で強くプッシュする。
https://twitter.com/hiroyoshimura/status/1255102892123385856

 

村井宮城県知事

4月27日(月) [報道]

「学校の入学、始業の時期を9月にずらすのも大きな方法。9月入学にすれば学力差が無くなる。今は学校をやっているところと、ずっと休校しているところでかなり学力差、地域格差が出ている」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200427-00010003-khbv-l04

川勝静岡県知事

4月29日(水) [報道]

「一般論として反対ではありませんけども、どさくさに紛れて社会システム全体にかかわることについて制度導入するべきではない」
https://www.sut-tv.com/news/indiv/4748/

政府の動き

全体的な動き


5月1日(金) [報道]


「9月入学」の実現に向け具体的な検討作業に入った。
来年秋からの制度化を想定杉田和博官房副長官が関係府省の事務次官首相官邸に呼び、導入に向けた論点整理を急ぐよう指示。大型連休明けから検討を本格化
新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の延長期間が5月末までで終了すれば、検討結果を踏まえ、安倍晋三首相が6月上旬にも方向性を打ち出すことも検討

 

 

安倍総理大臣

4月30日(木) 参議院予算委員会 [報道]

「今後、学校再開に向けた状況を見極めつつ、文科省を中心に、9月入学も含めてさまざまな選択肢を検討していく必要がある」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200501-00000014-jij-pol

4月29日(水) 衆議院予算委員会 [報道]


「遅れている授業が補習で戻せるのか、地域差があり、心配もあると思う。そうした皆様の気持ちに十分に添っていく必要もある。同時に学校休業の長期化を見越して、9月入学、新学期について、社会全体に大きな影響を及ぼすので慎重にという意見もあることは十分承知しているが、これから大きな変化がある中では、前広にさまざまな選択肢を検討していきたい

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200429/k10012410301000.html

 

萩生田文部科学大臣

4月29日(水) 衆議院予算委員会 [報道]

そんなに簡単なことではないが、この状況ではいろいろなことを考えていかないと学びの保障はできない。各方面と調整をしながら、仮に、わが国の社会全体の問題として広く国民の間で認識が共有できるのであれば、大きな選択肢の1つだ」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200429/k10012410301000.html

官房長官

4月30日(木) 記者会見[報道]

首相も言っているように前広に検討していきたい」
「社会全体に大きな影響を及ぼすことから、まずは学校再開に向けてしっかりと状況を見極めながら、IT活用を含めた家庭学習などの取り組みをしっかりと進めていきたい」
https://jp.reuters.com/article/corona-school-idJPKBN22C0EB

各政党

自民党

5月1日(金) 党会合(名称不明)[報道]

文部科学大臣経験者などから、「9月入学」の検討に賛成する声が出される一方、ことし9月の導入は拙速だとして、「まずは学習機会を保障する取り組みを優先すべきだ」という意見
・「9月入学」に変更した場合、就職時期との関係や、法改正の必要性など課題を整理していくことを確認
・中心メンバーの1人の馳元文部科学大臣は、記者団に「『9月入学』の議論を最優先にすべきなのか。ミスリードしてはならず、官邸にもくぎを刺さなければいけない。今やるべきは子どもたちの学びの保障だ」と述べました。

www3.nhk.or.jp

 

4月30日(木) 世耕参院幹事長 記者会見[報道]

「私はニュートラルだ。慎重でも積極的でもない」

「大きな機会だ」としながらも「国民が大変な中で大きな社会的な変革を行う余力があるのか」と述べた。

公明党

4月30日(木)北側一雄中央幹事会長 記者会見[報道]

「世界の例を見ると9月入学が多く、そういう方向で検討していくのは私も賛成だ」と歓迎

党として検討する考えを示す一方、今年からの導入は「ハードルが高い」とも指摘

公明幹部、9月入学に賛成 自民・世耕氏「私は中立」:時事ドットコム


立憲民主党

4月30日(木)福山哲郎幹事長 記者会見[報道]

「9月(まで)にコロナが収束すれば9月入学はあり得る。もし9月入学さえできないような状況になったら、本当に混乱する」と慎重な立場

公明幹部、9月入学に賛成 自民・世耕氏「私は中立」:時事ドットコム

国民民主党

5月1日(金) 9月入学検討ワーキングチーム[公式]

冒頭、城井崇WT座長は、「子どもの学びの継続、学びの遅れを取り戻すことが重要。学びの保障をおこなう手段がさまざまある中で、学事暦の後ろ倒しについて検討し、公平な機会の確保等の観点から法律、ルールの課題について検討したい。政府内で9月入学に向けた論点整理、連休明けの本格議論開始と報道されており、党としての提案を取りまとめ示していきたい」とあいさつした。

 会議終了後、城井座長は記者団にワーキングチームとしての提言を説明し、「学事暦の後ろ倒しの最大のメリットは公平な教育機会の確保ができることだ。急な変更による影響への不安の声が届いているが、影響を最大限緩和する対応が当然必要だ。子どもたちの公平な教育機会確保のためにできることを尽くすという思いで、注意点をまとめた」と語った。
https://www.dpfp.or.jp/article/202876/

<本文>

2020 年 5 月 1 日
「9 月入学・9 月新学期」案に関する提言
国民民主党文部科学部門
9月入学検討ワーキングチーム
新型コロナウイルスの感染拡大の影響、学校休校の長期化に伴う懸念が各地域
で日々強まっている。それらを踏まえ、私たちは「9 月入学・9 月新学期」案に
ついて本格的に検討を開始した。4 月 27 日、5 月 1 日の国民民主党9月入学検
討ワーキングチームでの議論まとめを踏まえ、以下を提言する。
私たちが日本の教育で実現すべきと考える方向性は、チルドレンファースト、学
習権の確保、多様性の尊重である。

この立場に立ち、新型コロナウイルス対策としての教育政策において最も重要
だと考えるのは、「子どもの学びの保障」である。特に、学びの格差の是正、課
外活動等の学びの場の回復である。
各所での懸命の努力があるものの、新型コロナウイルス感染収束まで長期の取
り組みを想定せざるを得ない状況であるため、再開できた学校教育での学びの
支援充実とともに、休校継続の子どもたちへの「オンライン教育」支援の迅速化
を行うことが必要である。
そのうえで、新型コロナウイルスに対する対応の長期戦を覚悟する前提での9
月入学・9月新学期を含めた「学事暦の後ろ倒し」について、政府において関係
省庁や自治体、経済界等の日程変更の影響を大きく受ける関係者との検討を迅
速に行うよう私たちから強く要請する。
この「学事暦の後ろ倒し」による最大の
メリットは、日程を仕切り直し、後ろ倒しすることによる、公平な教育機会の確
である。
その折に留意すべき点は、以下の点である。
・学習内容の見直しを含め、履修主義から習得主義への転換を図るべきである。
会計年度や企業採用・定年等の日程等への配慮をすべきである。
未就学教育(幼稚園、保育所、子ども園、認可外保育所、幼児教育類似施設等
含む)との兼ね合い
について、義務教育年齢の見直しや入園タイミング等を含め、
十分に配慮・検討すべきである。
・学齢の線引き変更による影響緩和を講じるべきである。特に現在在学中の児童
生徒、影響を受けることが想定される未就学児に特段の配慮
をすべきである。
・学事暦が変更された場合に延長される年度における追加的な教育費の支援
十二分に行うべきである。
入試日程や公的資格試験日程等の後ろ倒しも併せて検討すべきである。
学校行事・スポーツ大会関係の日程変更について子どもたちの立場に立った検
を行うべきである。
・学びの習得度に配慮しながら飛び級制度について更なる弾力的運用を図るべ
きである。
・学校等に所属していない人々、特に浪人生への配慮をすべきである。
以上を踏まえ、私たちは第 2 の氷河期世代を作らない、との強い決意のもと、引
き続き感染収束への対応、アフターコロナ・ウィズコロナを念頭に置いた子ども
たちの教育振興に全力を尽くす。
以上
https://www.dpfp.or.jp/download/48454.pdf

 

共産党


4月30日(木) 志位和夫委員長記者会見[報道]

「慎重な検討が必要ではないか。社会的に大きな負荷がかかってくる」

公明幹部、9月入学に賛成 自民・世耕氏「私は中立」:時事ドットコム

 

れいわ新選組

 

4月30日(木) 山本太郎代表記者会見 [報道]

「(コロナ問題で)議論すべきところから目をそらすため、9月入学が取り上げられている」と疑問を呈した。

公明幹部、9月入学に賛成 自民・世耕氏「私は中立」:時事ドットコム