9月入学国民会議事務局

9月入学に関する色々な見解をまとめていきます

各媒体

各媒体に寄せられている記事から要点を抜粋しています。

 

5月4日 DIAMOND Online コロナ禍で機運高まる「9月入学・始業」、絶対にやるべき3つの理由

diamond.jp

(引用)

・端的にいえば、日本の教育のみならず、社会全体の「国際化」「多様化」を進展させること。
 大学にとっても大きく次の3つのメリットがある。

(1)優秀な留学生を受け入れやすい
(2)優秀な海外の若手研究者・教員を受け入れやすい
(3)海外の大学との交流を加速できる

 

最大のメリットは、留学生の受け入れがスムーズにできて優秀な学生を確保できることだ。世界で日本と同じ4月入学、3月卒業の教育カレンダーの国は、韓国くらい。他の多くの国は、9月入学、7月卒業だ。そのため、日本の4月入学では、外国の学生は卒業後、翌年4月の大学入学まで8カ月も待たされることになる。すると、待ちきれずに9月入学の欧米やアジアの世界トップレベルの大学に優秀な学生が流れてしまうことになる。

日本の大学が4月から新たに海外の大学に勤務する研究者・教員を雇用しようとすると、契約の途中で退職してもらうことになる。このことは、日本の大学への転職で大きな抵抗になる。「9月入学・始業」ならば、その問題が解決する。

大学に関しては、国際化を推進するために不可欠な海外の大学との交流を加速させることができる。

・9月入学で7月卒業ならば、海外の大学を目指す高校生は増えるだろう。既に、日本の高校生の最優秀層は英オックスフォード大学など海外のトップ校が第一志望で、東京大学京都大学などは滑り止めになったといわれている。

・今回の「9月入学・始業」導入の最大の障害は、経済界だとされている。2011年に東京大学が「9月入学・始業」の導入を打ち出した際に経済界が強硬に反対したからだ。しかし今回、経済界は反対しないと筆者は考えている。

 現在は11年とまったく社会状況が違う。「働き方改革」が推進されている

 

5月4日 東洋経済 賛否沸騰「9月入学」は"来年実施"が最適な理由

toyokeizai.net

(引用)

・実は、今年の9月入学制度への移行に関しては、大したメリットはありません。特に1)欧米などの9月入学と足並みが揃い、留学生の受け入れや海外留学がスムーズになるについては、多くの子どもたちにとっては率直なところ、関係のない話になります

・2)現在の2カ月にわたる学習の遅れをリカバリーすることができるはとても重要な点ですが、夏休みを返上し、さらに土曜日も返上しつつ、リカバリーするという方法も現状なくはありません。

今年度を1年ではなく、1年半と期間を伸ばすことが現実的と考えます。その間も新型コロナの第2波、第3波が来ないとも限らず、不測の事態を想定して、ゆとりをもって組み立てていく必要がありそうです。

今後、新型コロナの再流行や新たな感染症が出てこないとも限りません。通常はオフラインで進め、緊急事態になれば即、オンラインへスイッチングできる態勢が必要と考えます。

教育の機会平等の原則が揺らぐ中で行う入学試験は今後、大きな問題へと発展しかねません。これを解決させる方法は、期間を延ばすことだと考えます。つまり、入試は来年の夏、7月に行うことにするのです。